【カメラ頂上決定戦】Xperia 1 VIII、Xiaomi 17T Pro、Galaxy S26 Ultraの画質比較、Xiaomi 17 Ultraと撮り比べてみた
先日のXperia 1 VIIIやXiaomi 17T Pro発表によって、ひとまず出そろった感のある2026年春夏のハイエンドスマホ。
いずれもカメラの画質を武器にしたモデルばかりですが、その画質を比べてみました。忖度一切無しの詳細は以下から。
◆2026年春~夏のハイエンドスマホを撮り比べ それでは今回比較に用いた機種のカメラをおさらい。カッコ内はSIMフリー版の256GBモデルの価格です。
・Xperia 1 VIII(23万5400円) メインカメラ、超広角カメラは前モデルから据え置き。新たに1200万画素→4800万画素へと進化した5倍ズームカメラを搭載。
メイン:4800万画素(F1.9、1/1.35インチ) 望遠:4800万画素(F2.8、1/1.56インチ) 超広角:4800万画素(F2.0、1/1.56インチ)
光学倍率は0.7/1/2/2.9/5.8倍で、2倍および5.8倍は光学品質のクロップズームです。
・Xiaomi 17T Pro(11万9800円) Xiaomi 17 Ultraと同じ光学ギミックを採用したメインカメラへ刷新。
メイン:Light Fusion 950(F1.67、1/1.31インチ)5000万画素 望遠:光学5倍、5000万画素(F3.0) 超広角:1200万画素(F2.2)
光学倍率は0.6、1、2、5、10倍(2倍および10倍はクロップズーム)です。
・Galaxy S26 Ultra(21万8900円) メインカメラ、光学5倍ズームカメラのレンズ刷新。より明るく撮れるように。
メイン:2億画素(F1.4) 望遠:1000万画素3倍(F2.4)、5000万画素5倍(F2.9) 超広角:5000万画素(F1.9)
光学倍率は0.6、1、2、3、5、10倍(2倍および10倍はクロップズーム)です。
・Xiaomi 17 Ultra(19万9800円) メインカメラに圧倒的なダイナミックレンジを実現する「LOFIC技術」採用、2億画素センサー採用の望遠カメラは3.2~4.3倍の可変ズームに対応。
メイン:Light Fusion 1050(F1.67、1インチ)5000万画素 望遠:光学3.2~4.3倍、2億画素(F2.39-2.96、1/1.4インチ) 超広角:5000万画素(F2.75、1/2.75インチ)
光学倍率は0.6、1、3.2~4.3、8.6倍(2倍および8.6倍はクロップズーム)です。
◆夜景 それではさっそくカメラを比較。まずはやや明るいうちに渋谷の夜を撮ってみました。写真はXperia 1 VIII、Xiaomi 17T Pro、Galaxy S26 Ultra、Xiaomi 17T Ultraの順番です。
どうしても目を引いてしまうのが、Xperia 1 VIIIの暗さ。画面左下「MODI」ロゴや街灯の光などを見る限り、Xiaomi 17T ProやXiaomi 17 Ultraに軍配が上がります。
お次はネオンサインと月を5倍前後の光学ズームで撮ってみたところ。Xperia 1 VIIIは色味こそ良いものの、5.8倍は解像度の低いクロップズームのため、ぼやけた印象に。
5倍ズームのXiaomi 17T Proがノイズの少なさやディティールで同じ倍率のGalaxy S26 Ultraを下す中、4.3倍ズームのXiaomi 17 Ultraが全てをかっさらっています。
東京都庁。壁面の表現力を見る限り、のっぺりとして写るGalaxy S26 Ultraが一番不利です。
しかし3倍前後のズームだと、光学2.9倍のXperia 1 VIIIや光学3倍のGalaxy S26 UltraがデジタルズームのXiaomi 17T Proを下す結果に。ただしここでも光学3.2倍で2億画素のXiaomi 17 Ultraが別格です。
都庁の展望室からビル群を撮影したところ。どことなく攻殻機動隊感あふれるテイストに仕上がったXperia 1 VIIIの画作りが面白く、光の反射や拡散を上手く抑えて見たままの景色に寄せたXioami 17 Ultraと対称的な結果になりました。
5倍前後のズーム。Xperia 1 VIIIやXiaomi 17T Proがガラス越しの撮影に悩まされる中、Galaxy S26 Ultraが大きく健闘。しかし拡大してみると、細部まで描写しきっているXiaomi 17 Ultraがリードしています。
明かりの少ない中野方面を5倍前後のズームで撮影。それぞれ「夜」の解釈が異なるのがよく分かる結果で、Xperia 1 VIIIはフォトジェニック、Galaxy S26 Ultraはとにかく明るめ、Xiaomi 17T Proは写実を目指すもののディティールがやや甘く、そしてXiaomi 17T Ultraは写実的になりました。
展望室内を撮ってみたところ。Xiaomi勢はLeicaバイブラントで撮影しているため、やけに色鮮やかで明るい仕上がりに。一方でXperia 1 VIIIはそれなりに撮れているものの、暗い部分が暗く写りすぎるのが気になります。
地上から高層ビル群を撮影してみたところ。プロジェクションマッピングが建物の壁面に反射している様子や夜空の明暗、照明の表現の細かさ、そして木々の緑や花の彩りなどを見比べてみると良さそうです。
10倍前後のズーム撮影。デジタルズームしか選べないXperia 1 VIIIは評価しづらいところですが、光学10倍相当のXiaomi 17T ProとGalaxy S26 Ultraでは建物壁面のノイズ処理などで見た目が大きく変わる結果に。最終的なディティールは光学8.6倍のXiaomi 17T Ultraの圧勝です。
カメラのポテンシャルをフルに引き出す夜景の動画撮影。センサーだけでなく手ぶれ補正の性能も問われますが、Galaxy S26 Ultraのナイトグラフィービデオはかなりの性能です。
メインカメラ、高倍率ズームでスクランブル交差点を撮影してみた動画はこんな感じ。
◆昼間 場面は変わって、雨模様の昼間。Xperia 1 VIIIが青みがかって写るのは、日本人が寒色寄りの色合いが好きだからかもしれません。
2倍クロップズームで撮ったお花。メインカメラのセンサーが2億画素あり、クロップ後も解像感が損なわれないGalaxy S26 Ultraに分があるように見えます。
5倍前後のズームで新宿の街並みを撮影。遠くに見える都庁や手前の交通看板などを見比べてみると、Galaxy S26 Ultraが善戦しています。
◆夕暮れ時 日が沈みかけている渋谷スクランブル交差点。全体的に逆光ですが、Xperia 1 VIIIのみ逆光部分が暗く写りすぎてしまっており、写真としての面白みに欠ける印象です。
109の看板を5倍前後のズームで。色鮮やかにしすぎて違和感があるXiaomi 17T Pro、暗すぎるXperia 1 VIII、無難なGalaxy S26 Ultra、バランスを保とうとしているのが伝わってくるXiaomi 17 Ultra……と、全く違う仕上がりになりました。
超広角で撮るとその差はさらに顕著に。Galaxy S26 Ultra、Xiaomi 17 Ultraのバランスが良い一方、Xperia 1 VIIIは画面の大半が真っ暗に写ってしまいました。
◆人物 各社のカメラの特性は人物を撮るシーンにも影響。こちらはすべて2倍クロップズームでの撮影です。
Xperia 1 VIII:暗い Xiaomi 17T Pro:やや不自然な色鮮やかさ Galaxy S26 Ultra:バランス良く撮れる Xiaomi 17 Ulta:17T Proの上位互換
◆食事 最後に食べ物を2倍クロップズームで撮ってみたところ。幸いメシマズカメラと呼ばれそうな機種はありませんが、解像感や表現力でGalaxy S26 Ultraに分があります。
◆総評 ・Xperia 1 VIII とにかく全体的に暗い。やや青みがかって写るのが気になるが、夜景を撮る時に綺麗にハマることがあり、その時の仕上がりは非常にエモい。
見たままに撮れることやソニーらしい画作りを追及した結果かもしれないが、オートで撮って暗めに仕上がるのは、Xperia 1 VIIIが獲得を目指す『カメラ初心者』に厳しいように思える。
刷新された望遠カメラも2.9倍で4800万画素、5.8倍で1200万画素のため、高倍率で撮ろうとすると他社の「5倍で5000万画素、10倍で1250万画素」に見劣りしてしまう。前モデルが最大7.1倍の光学ズームを武器にしていただけに、落差を感じるユーザーも少なくないのではないか。
今回撮影に用いたのは試作機のため、製品版でのブラッシュアップに期待したい。
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・Xiaomi 17T Pro メインカメラ、望遠カメラともに明るく色鮮やかに撮れる点は素直に評価できる。しかしまれに光学性能の不足をAIでカバーしようとした結果、不自然な色鮮やさに写る点が惜しい。
それでもSNS映えしそうな「それっぽい写真」を手軽に撮れるのは、カメラに不慣れなユーザーにも優しいのではないか。また、光学5倍望遠カメラの実力がGalaxy S26 Ultraと肩を並べる点も高く評価したい。
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・Galaxy S26 Ultra メインカメラ、望遠カメラとも自然な色合いで、全体的にそつなくこなせる点は高く評価できる。とにかく明るく撮ろうとする傾向があるが、細部が甘くのっぺりして写ることもあるため、後継機ではセンサーそのもののアップデートを期待したい。
また、2億画素メインカメラのおかげで日常生活で多く使う人も多いであろう2倍ズームの解像感が抜きん出ており、食べ物や人物、少しだけ寄った風景、メモなどをカメラで撮りがちなユーザーであれば、間違いなく選ぶ価値がある。
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・Xiaomi 17 Ultra もはやセンサーの暴力。メインカメラでも望遠カメラでもキレイに撮れて、不自然な色鮮やかさも抑えられているため、まさにXiaomi 17T Proの完全上位互換。
倍率こそ3.2~4.3倍と高くないものの望遠カメラの画質は特筆に値するほか、8.6倍クロップズームでも十分な解像感を担保できるのは2億画素センサーならではの強み。
Galaxy S26 Ultraに引けを取るシーンがあるとすれば2倍クロップズーム時くらいなので、望遠を求めるならまず一番に選択肢に上がる機種。
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