『auの5Gが高速な理由』明らかに、秘訣は基地局に配備された「分散型AIによる通信エリア最適化」でした
ドコモや楽天モバイルが通信速度の低下や「つながりにくさ」に苦戦する中、2024年から国内トップの5G通信品質を実現しているKDDI。
世界でも稀に見る高品質なネットワークを実現した理由が、モバイル業界の見本市・ワイヤレスジャパン2026で明かされていました。詳細は以下から。
ワイヤレスジャパン2026のKDDIブース。かつて通信網はデータ分析のエキスパートとネットワークのエキスパートが互いに協調して、ビッグデータを元に基地局のパラメータを設定することで構築されてきました。
分かりやすく言うと『この基地局は駅前にあって夕方○時ごろから混雑するので、その時間帯はユーザーを余裕のある×GHz帯に優先して振り分ける 』といったチューニングを人力で行ってきたわけです。
ちなみにベースとなるビッグデータはKDDIがフィーチャーフォンの時代から提供してきた「エリア品質自動送信機能」によるもの。au回線の快適な通信品質を支えているのは、十数年にわたるデータの積み重ね です。
そんなKDDIは現在、エキスパートに代わって「分散型AIを用いた自動最適化」を導入。
基地局1台1台にAIを実装することで、基地局自らが利用状況を学習してパラメータを設定してくれるようになりました。
分かりやすく言えば基地局ごとに専属のエキスパートがいて、基地局がお互いに協調することでネットワークを最適化する仕組み です。
従来のAIでは学習に1年かかっていたのが、分散型AIでは1週間に短縮。パラメータの組み合わせは億通りあり人力の最適化は限界がありましたが、分散型AIでは通信品質が低下するスポットを最小限に減らすことができます。
なお、今後KDDIは実環境に影響を及ぼさない検証を行うことができる「デジタルツインRAN」によって、さらに高度なエリア最適化を行う予定。
ミリ波の活用など、今まで以上に精密に基地局を配備する必要がある6Gでも快適な通信を提供できるよう準備を進めています。
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