W杯 の客足をどう売上に変える? 全米のモールが仕掛ける熱狂包囲網
記事のポイント
ワールドカップ開催都市の商業施設は、試合観戦やファン向けイベントを通じて来場者を呼び込み、飲食・物販・駐車場収入の拡大を狙っている。スタジアムへの近接性そのものが新たなマーケティング資産になっている。
アディダスとの大型提携を進めるサイモンをはじめ、多くのモールがブランドスポンサーを巻き込みながら独自イベントを開催。無料配布や体験コンテンツ、パブリックビューイングによって滞在時間と購買機会を増やしている。
UGCやSNS投稿、クリエイター発信を通じたアーンドメディア効果が大きな狙いとなっている。ワールドカップはモールを単なる商業施設から「メディアプラットフォーム」へ変える契機となっている。
サッカー・ワールドカップ北中米大会の開催に伴い、サッカースタジアムの周辺に位置するショッピングモールが、大会に合わせたマーケティング活動 を一段と加速させている。
マイアミからロサンゼルスに至る全米の主要都市において、ショッピングセンターは試合へと向かう観光客や地元住民、あるいはエアコンの効いた快適な室内で観戦を楽しみたい人々を惹きつけるための特別プログラムを企画している。
たとえば、ニュージャージー州の「アメリカン・ドリーム(American Dream)」では、サッカークリニックやアスリートとの交流会、ブランドによる無料配布などを含んだ39日間に及ぶファンフェスティバルを構築している。
また別の場所では、「ボストン・シーポート(Boston Seaport)」が街路樹をミニサッカーボールで装飾し、パブリックビューイングを開催している。そして、ニューヨークの「ロックフェラー・センター(Rockefeller Center)」にはFIFAミュージアムが設置され、公式ストアのグッズが10%引きで提供されている。
「スタジアムの近さ」を現金化するパブリッシャーとしての商業施設
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