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続・青空怪談 「円朝の牡丹燈籠」

mimonelu 🦀 みもねる June 6, 2026
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田中貢太郎著。前回掲載した「四谷怪談」「番町皿屋敷」と合わせて日本三大怪談などと称される古典怪談のひとつ。個人的にはまったく記憶にないので貢太郎には感謝したい。話としては道成寺の安珍清姫伝説にも似ており、相通じた男女の悲恋と、また怨念をも描く。典拠は中国明代に著された怪異小説集「剪灯新話」の一節「牡丹燈記」であり、その翻案を浅井了意が「御伽婢子」に収録し、さらにそれを三遊亭圓朝が怪談噺として成立させた、という流れらしい。ちなみに原作となる圓朝の「怪談牡丹灯籠」はなかなかの長編で、本著はその前半あたりを一作品として圧縮した翻案とも言える。 https://www.aozora.gr.jp/cards/000154/files/4950_16630.html

牡丹灯籠のあれこれについては同じ貢太郎による「牡丹燈籠 牡丹燈記」に詳しい。 https://www.aozora.gr.jp/cards/000154/files/52265_47765.html

中国の古典怪談では「令嬢の霊とそれに付き従う女中の霊」「それら女怪に襲われる書生または商家の若旦那」そして「主人公に助言する道士または仙人」などが典型的な登場人物に思えるが、牡丹灯籠でもその役回りが踏襲されている。日本と大陸の怪談を結ぶ橋渡し的な存在として読むと面白いかもしれない。

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