「盛り上がっているコメント欄に飛び入り」へシフトするブランド SNS 新戦略
記事のポイント
ユーザーが作り込まれた広告より「生きた会話」を求めるなか、ブランドはリプライ欄を主戦場に変え、他者の投稿に介入することで親近感と高いエンゲージメントを獲得している。
バズっている投稿へ即座にリプライを送ってクリエイター契約まで結ぶ手法は、低コストで多大な露出を生む極めて効率的なマーケティングとなっている。
ただし、強引な介入は反発を招くため、ブランドを人間らしく見せつつ、空気を読んで沈黙や方針転換を行う高度な運用が成功の鍵を握っている。
ソーシャルメディアにおけるエンゲージメントを高めるべく、ブランドはリプライ(返信)に費やす時間を増やしている 。
昨年、その顕著な一例が見られた。ソーダブランドのオリポップ(Olipop)が、同じく飲料ブランドのポッピー(Poppi)がスーパーボウルキャンペーンの一環として、インフルエンサーに自動販売機をプレゼントしたというニュースにコメントしたのだ。オリポップはそのニュース投稿へのリプライで、PR用のプレゼントは「本物の顧客」に届けるべきだ と主張し、数百件の「いいね」を集めた。
過去10年間、企業のソーシャルメディアアカウントは、エンゲージメントを高めようと、およそ考えられるかぎりの手法を試してきた。たとえば2010年代には、ウェンディーズ(Wendy's)のような巨大企業のソーシャルメディア担当者が、顧客に直接リプライして毒舌コメントを送ったり、やり込めたりすることで知られた 。
しかし現在、ブランドのリプライ戦術は反撃することよりも、今まさに盛り上がっているオンライン上の議論に参加する方法を見つけたり、新たなパートナーシップを築いたりすることに重点を置いている。
完璧な投稿よりコメント駆動型戦略が選ばれる理由
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