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    "日記・雑記"
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  "textContent": "\n\n\n家の近所に小さな公園がある。\n本当にこぢんまりとしていて、狭い狭い敷地の中にブランコと滑り台と砂場があるだけの「最小限の公園」といった趣の公園だ。\n家から徒歩1分かからないくらい近所ではあるものの、小学校低学年以降に足を踏み入れた記憶がない。数えてみれば20年以上足を踏み入れてないことになる。おそらく自分だけでなく、近所に住んでいた子供達のほとんどがその公園に足を踏み入れなくなっていた。\n\n\n\n\n\nその公園から足が遠ざかったのは、他でもない「う○ちさん」と呼ばれていたおじいさんが原因である。\n年齢はおそらく定年を迎えて間もなかったくらいの彼は、公園で遊ぶ子供を目の敵にしていた。いや、ご近所の全てを敵と思っていたに違いない。\nあまりにも直截的なそのあだ名は、横暴な彼に対して子供達が付けたあだ名である。残酷な話だ。\n\n\n\n\n\n公園で子供が遊んでいると、う○ちさんは「うるせえ」と怒鳴りつけてくるのだ。どうやら昼寝の邪魔であるということなのだ。\n公園からう○ちさんの家まではそれなりに距離があるので、遊んでいる声が聞こえるかというとかなり微妙だと思うのだけど、繊細な人だったのだろう。\nそれでいて静かに遊んでいると「もっと子供らしい遊びをしろ」などとわざわざいちゃもんを付けに来るのだ。なかなかに手に負えない。\n\n\n\n\n\n当時の記憶を思い返してみると、う○ちさんがそれ以外の用事で外に出てくるのを見かけたことがない。\n今考えると彼は彼でなんらかの問題を抱えていたのだろうと思わなくもないのだけど、そんなことは小学生に慮れるようなものではない。あまりにも理不尽な彼はう○ちさんとあだ名されるようになった。\n\n\n\n\n\nう○ちさんは子供だけでなく徐々に親にも食ってかかっていた。ご近所の中での立場など少しも考えないその暴走機関車っぷりは、子供の自分からしてもかなりの衝撃であった。\nう○ちさん問題は行政などにも相談がされて、なんらかの措置が執られていたと記憶しているのだが、ある日を境に「あの公園で遊んじゃいけません」という話を親からされたのを覚えている。現代的に言えばう○ちさんは「無敵の人」だったのだ。\n\n\n\n\n\nそんなわけで、その公園では子供の姿を見かけることはなくなった。\nたまにブランコに高校生くらいのカップルが座っているのを見かけたことがあるくらいで、本当にだれも寄りつかなくなったのだ。\nそしてう○ちさんをそれ以降見かけることはなくなった。\n\n\n\n\n\n高校生くらいの頃、近所の同級生とう○ちさんの話になった時は「もう10年間も見かけてないから、もしかして死んでしまったのではないか」ということで話がまとまったほどである。\nさらにそれから12年くらいが経過した。一度も彼の姿を見かけたことがない。当時60歳だとしたら今は80歳近いだろう。亡くなっていてもなんら不思議はない…と思っていたのだけど、昨日の朝う○ちさんがゴミ捨て場に燃えるゴミを運んでいるのを目撃した。生きてた。\n\n\n\n\n\nそんなこともある。\n",
  "title": "う○ちさんがいた頃"
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